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2月蒔き、裏目

2014.04.09
タケノコやつわ、山菜などの山の幸が食の家族でも出回り始めました。 山の幸といっても最近はタケノコ栽培に化学肥料を使ったり、椎茸やキノコ類を人工的な栽培で作るというのもみられますね。 海の幸にしても養殖技術が高くなってなんでも養殖で、みたいな流れになってきちゃっています。  確かに自然の成すままに育てると収穫時期が遅れたり早まったり、量や質が安定しなかったりしますから、経済性を考えた時にはある程度作られた環境で育てるということが大事なのかもしれません。 出水市の生産者である杉村さんと話していたら、去年と同じ2月頃に種まきした小松菜が、去年はよくできたのに今年は小さいまま花が咲いてしまいそうと嘆いていました。なげいているといっても山をいくつも持って野菜やみかんをたくさん作っている大地主なので痛くもかゆくもないはずですが(笑)、多少はイタいですかね~去年よりも微妙に寒かったことがどうやら影響して、反動で暖かさとともにとうだちしたということらしいです同じ環境で同じ日にタネをまいても、そのときの気象条件で豊作になったりできなかったりするのが自然相手の商売です。 もしもこれが実際にある野菜工場みたいなところで、すべての条件がコントロールされていたら、一寸の狂いもなく野菜もピシャッとできあがるんでしょうね。 でもそうなると収穫の喜びがなくなってしまいそうで、やっぱりとれないこともあるから嬉しくて、不安定なものを安定的にしたいと願うからこの職業はモチベーションを保てるんだと思います。未来を担う若手生産者、きばれ~ 多少の不作ではへこまない農家男子 左からタイワン、みっちー、筆者 地球畑のミキティ