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食の家族米作ってます。

2015.08.06
2年ぶり開催の橋口さんの田んぼでのお米作り体験。初回の田植えでは小雨が降る中、小さな田んぼで半分ぐらいの苗を植えました。小川みさこ理事長も一緒に一株一株丁寧に植えていきました。これが7月4日。田んぼに入る合鴨のヒナも次々に産まれていました。それから1ヶ月。8月2日は田んぼの生き物観察でした。橋口さんから、田んぼにはいろんな生き物がすんでいて、害虫になるものもいれば益虫(害虫を食べる虫)もいて、どちらでもないお米にとっての「ただの虫」も含めてお互いが食べたり、食べられたりして生態系が成り立っているというお話がありました。害虫も増えすぎるからお米に害を与えて「害虫」と言われてしまうけど、増えなければ害もさほど起こらない、それが人間の都合で「害虫」と呼ばれているという解説。最近では農薬をかけても、それに虫たちが耐性をもつようになって農薬が効かなくなっている。それによりさらに強い農薬をかけて虫を殺す、という悪循環に陥ってきている。農薬を使わない田んぼは、使う田んぼに比べて虫の数が倍ぐらいいる。農薬を使うといい虫もわるい虫も半減してしまうというわけだ。橋口さんのように農薬を使わずに虫たちの様子を常に観察し、害虫と呼ばれるウンカなどが大量発生しないように目を光らせている農家はごく少数。農薬を使わなくても日々の観察と田んぼに入る合鴨たちのおかげで、害虫や雑草発生の問題をクリアしています。食の家族メンバーが田植えをした田んぼ。まずまず育っていますが、ところどころ苗が消えているところが・・・今年は雨が多かった影響で田んぼの水位が上がり、本来雑草を食べてくれるジャンボタニシが稲まで食べてしまった結果、こうなってしまいました。逆に水位を落とせば草が生えたりして、水の管理は難しいですね~最後は田んぼ周辺で見つけた虫たちをみんなで観察。どんな虫がいたかを確認しました。ホントに、無農薬の田んぼは虫がたくさんいて生態系が豊かにつくられていると実感しました。次回は10月の稲刈り!美味しいお米ができますように・・・