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「食卓だより」から そのやま農園 園山宗光

2017.03.07
こんばんわ 今日は少し冷え込みましたね 夕方になってからより一層風が強くなった気がして、春はまだ来ないのかと落胆したところがあります。 さて、今日は会員さんに毎回届けているお便りから、 前事務局長の園山宗光さんの生産者便りをご紹介します。 昨年まで事務局長を務めていた宗光さん。 今は「そのやま農園株式会社」の社長をされています。 生産の方はもちろん、出荷作業や事務、営業もこなしており、県外へ商談会へ行ったり。 今回はそのことを含めてお便りを書いていただきました。 『今、こんなことをしています。』 理事 園山 宗光 少しずつ寒さが和らぎ、春の訪れを感じるようになりました。 昨年事務局長をバトンタッチしてから早8ヶ月が経ち、 久しぶりに会った会員さんからは「今は何をしているんですか?」と不思議がられることがあります。 事務局や理事会ではひそかにその2年前から交代の準備を進めてきましたが、 会員の方向けにはしっかりと説明していなかったので無理はないと思います。 率直に言えば今から2年半前にそのやま農園を株式会社化してその代表に就いたために、 食の家族の事務局長との二足のわらじに限界を感じたことがきっかけでした。 それでもしばらくの間は両立できていたように思っていましたが、 気がついたらどちらの仕事も中途半端な状態で、これ以上双方の関係者に迷惑はかけられないというのがありました。 結果的にはそのやま農園に専念することを選んだわけですが、 これはこれでまた苦難の始まりとでも言いますか、大変な人生修行をさせていただいていると思っています。 湧水町を拠点とする野菜の生産部門では規模拡大、機械化も一段と進み、 「おいしい野菜をたくさん作る!」体制を目指しています。 3年前に作り始めた人参ジュースも生産量を増やしていて、今期は8,000リットルを製造・販売する計画です。 県外の商談会にも出かけるなどして積極的にPRを図っています。 そしてそのやま農園直営のレストラン「農園食堂 森のかぞく」も、おかげ様でこの夏にオープンから4年となります。 新たな展開に向けたプロジェクトも動き出していて、ようやく本腰を入れて仕事に専念できる環境が整いつつあります。 今こうして自分のやりたい道を進んで来れるのも、約10年務めた食の家族の仕事のおかげであり、 一緒にやってきたスタッフ、生産者仲間、そしてどんな時も温かく支えてくださった会員の皆様には感謝の気持ちしかありません。 だから最初の問いに対しては、「私の仕事は親世代が地道に取り組んできた有機農業の素晴らしさを世間に、 後世に伝えていく仕事なので、みんなを健康に、そして幸せにできるように事業拡大をしています!」と答えられたらいいかなと思います。 ですからフィールドは違ってもまた色んな場所でお会いする機会があるはずです。 今後も食の家族に対しては忌憚のないご意見をいただき、一緒に盛り上げてくださったらありがたいです。 そのやま農園直営レストラン「森のかぞく」はいつもにぎわっており、 私も行くたびにおいしいごはんをたくさん食べて、お腹一杯、幸せいっぱいの気分でお店を跡にします。 人参ジュースはリピーターも多く、食の家族でも扱っていますが会員さんの中には毎回注文してくる方々もしばしば。 贈答用としても喜ばれており、大変好評です。 二十四節気の啓蟄も過ぎ、三寒四温の中、春の野草が少しづつ顔をだしていますね。 つくし、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、カラスノエンドウ、などなど。 ソメイヨシノの開花は早いところで3月22日のようで、あと2週間ほどの辛抱です。