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平和を願う大山みどり@食卓だより

2017.10.04







平和
たいらな気持ちに成れたなら
「ひと」を見上げも
見下ろしもしないだろう
たいらな気持ちに成れたなら
手と手をつなぎ
みんなで歩けるだろう
たいらな気持ちに成れたなら
自分の満足よりも
きみの幸せを望むだろう

 

いりさとしつぐ「夢風時感」より入佐俊嗣さんは1960年、鹿児島市に生まれましたが、脳性麻痺のため就学を免除されました。17歳のころから詩作をはじめ41歳の時、僅かに動く左の手先で、パソコンでイラストを描き始めました。40歳で母親を亡くした後、すぐに身体障害者更生施設「ゆすの里」に入り、2011年から約4年間ひとり暮らしを経験して、2015年3月からは入院生活となり、闘病の甲斐なく、2017年2月死去されました。

闘病中、私の相談を聴いてもらうことばかりで、彼の不安やさびしい気持ちに寄り添ってあげることができなかったことが今でも悔やまれます。そこで少しでも彼が伝えたかったことを発信していければと思っています。

今回は上記の詩をお届けします。

みんながこんな気持ちで過ごしていければ、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法や自衛隊を自衛軍にして戦争ができる軍隊にする必要性などなくなると思います。

この世界にはいろんな人がいます。性別、年齢、生れた地域(国)、職業、考え方、宗教感など様々です。自分とは違うと排除せず、その違いを認めあい、どこか共感できるところを探せると争いも無くなるのではないかと思ったりします。人権が侵されているそんな場面に遭遇し、そんな空気を感じると自分にその刃が向いていなくても嫌な気持ちになります。

みんなの手と手がつながって、笑顔であふれる世界になることを祈っています。

                                                                                                             配達スタッフ 大山みどり